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豊富温泉湯治 2012 冬(1回目) ブログトップ
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2012 豊富温泉湯治終了(冬) +14日 [豊富温泉湯治 2012 冬(1回目)]

 早いもので豊富温泉の湯治を終えて帰宅してから2週間が経ちました。

 現状の皮膚の状態報告です。
 流石に湯治終了時のような好調状態は維持出来ていません。
 現状は湯治開始前の悪状態を0、湯治終了の改善状態を100、としたら60まで落ちてきてはいます。
 まぁ、これは想定内だったので良しとします。
 手、足の甲、胸部、腹部、臀部は問題無し。
 頭皮、顔、腕、は10~20%の低下。
 書いていない部位は上記の様に炎症が再発しており、全体で60という程度です。

 やはり問題は「下げ止まり」でどこまで落ちていくのかが疑問です。
 悪化防止対策として発汗及び皮脂の分泌を促す為にジョギング(5Km)をするようにしました。
 が、膝裏の炎症が悪化して切れてきたのでワセリンを塗って潤滑油替わりにして対処しています。
 基本的には他には身体に何も保湿剤などを塗っていません。

 このまま気温が15度を超えてくれれば快方に向かうと思いますが、3月も半ばになろうというのに何故か
 本日の昼間に雪が降るという事態に。
 ワケワカメ。

 

2012 豊富温泉湯治終了(冬) +7日 [豊富温泉湯治 2012 冬(1回目)]

 豊富温泉の湯治が終わって一週間が経ちました。
 豊富温泉で湯治をしたい人が最も気になるのは湯治終了後に肌の状態が元に戻ってしまわないか?という
 事だろうと思います。
 私の場合を嘘偽り無く書いておきます。

 やはり、湯治終了時点より日々肌の炎症は悪化します。
 湯治前の状態を0、湯治後の良くなった状態を100とした場合、今の状態は75です。
 幸運にも入浴後は何も塗らなくても良い状態は維持できていますが、湯治後のようなスッキリ感は減少して
 おり若干の炎症感があります。
 特にそれを感じるのは顔・首周り・腕・脚です。
 悪化から完全に立ち直ってツルツル状態を維持出来ているのは、頭部、手の甲、背中上・臀部・足の甲です。
 今後は「下げ止まり」を見極めていく事になります。
 幸運にも私は春夏快方タイプなので改善が見込まれます。



 ここで、パックツアー初日に配布された「効果的な入浴のしかた」 豊富温泉湯治ガイドブック ダイジェスト
 版(2008年9月編纂)
と私の湯治記録と感想を照らし合わせて考えてみます。

 アトピー患者の平均湯治日数は平均十七日であり、湯治期間は一般的に三週間が適切といわれています。
 私は12泊13日湯治でした。確かにあと一週間あれば尚の事、改善が見込まれたと思います。
 パックツアーを使って4泊5日で湯治に来られていた方を多数見ましたが求めている結果が出ていない印象
 がありました。


 一日の平均湯治回数は三回、浴場にいる時間は一時間~二時間が多く、浴槽への入浴そのものは十分
 ~二十分を繰り返しています。

 私は1回の入湯時間は平均1時間であり最短では30分、最長2時間10分もとった事があります。
 1日に2~4回の入湯をしました。
 入浴方法は基本的に半身浴がメインで発汗の促進で肌の状態が改善した気がします。
 たまに洗面器で頭から温泉の湯をザバザバかけたり、温泉水を浸したタオルを頭に乗せたり、肩まで浸か
 ったり、足湯にしたりして体力と相談しながら常に温泉が身体に影響を与える環境にしました。
 入湯時間が長ければ長い程に良くなるか?といえばそうでもないと思うので、どれ位の入湯時間が良いの
 かは個人の体力や気力に関係していますから自分の回復能力を推し量って決めて下さい。
 無理をすると感染症を引き起こしますので注意!

 改善が自覚できるのは早い方で二日ぐらいから、遅い方では十日ぐらいから認められます。
 私の場合は好転反応はよく言われている湯治4・5日後におきました。
 その後は若干の停滞期経てドンドンと快方に向かっていきました。
 
 湯治後の経過
 一週間後に悪化現象がおき、数日後にまた良くなって安定期間に入るという報告が寄せられています。
 先に述べた通り、只今一週間経っています。
 経過観察中で今後の経過は又記事にします。

 

 改善効果に持続性
 軽快の状態を長期に保つ方が多いようです。
 再発してリピーターで再び何度も来る方も多いですが、数年後に来なくなる例が多いです。

 職場復帰する方も多く、完治までいかなくてもコントロールできる状態を維持しているようです。
 この記述通りになる事を期待しています。(^_^;)


 
 この記事だけ見た人でも分かるように まとめとして豊富温泉に湯治した事で身体と心にどういう変化が起き
 たか綴っておきます。


 最初は温泉に入るだけでアトピーの症状が鎮静化するとは全く信じていませんでした。
 しかし、心身共に閉塞感に苛まれ藁をも掴む思いで温泉治療に行く事にしました。
 1月30日に4泊5日パックツアーの2月14日スタート・2月22日スタートと繋ぎの宿の予約、広島~羽田間
 の飛行機の手配と全ての支払いをネットと電話で全て終わらせました。
 身体が痛くて動けない状況で布団に寝ていてもネットで全ての手続きが出来るのがIT社会の恩恵です。
 出発までの半月はひたすら我慢の日でした。
 スタート日までに風邪をひかないように身体の状態を保つ事を特に注意しました。
 又、豊富温泉の現地の情報や飛行機の乗り方(初めてだったので)を事前に調べておく事で気を紛らわして
 時間を潰しました。
 気が張っていたのか出発までの半月で少しだけ症状が軽減していたように思います。

 豊富温泉到着~湯治開始
 初回の湯治はホテル到着時間が14時くらいだったので「ふれあいセンター」で約1時間の入湯を一回だけ行
 ったのですが、入湯時に首の後ろの皮がゴソっと取れてツルツルの肌が現れて肘の裏もツルッとした皮膚
 になりました。
 痒みも軽減されていましたが翌朝の落屑はまあまあの量がありました。
 この時点で「この温泉は効果があるかも?」と思いました。
 胸・腹・背面は湯治初日以降から一度も悪化する事なく日に日に改善して行く事になります。
 落屑は3日目の朝から劇的に減っていきました。
 3日目に結果として徒歩で往復16Kmの行程になった「トナカイ牧場」に歩いて行った時は身体的には内股が
 多数切れていて本当は歩行困難な状態だったのですが、少しだけウォーキングをしようとホテルの外に出る
 と天気も上々で精神的に良い状態だった事もあって結果として遠足なみの距離を歩く事になりました。
 全面の雪景色と晴天に恵まれ心が解放されるような気がしたのです。
 正直、この日はホテルに帰ってから内股が痛くて痛くて仕方なかったのですが、それと引き替えにしても精神
 的な部分が作用してか温泉効果以外にも皮膚の状態は全体としてゆっくりと快方に向かって行ったように思い
 ます。
 多くの人がそうであるように私も湯治開始から4・5日で好転現象という悪化方向に一旦は向かいました。
 そういう時にコンシェルジュデスクの存在は大きいのです。
 「身体がこういう事になっています」と相談したら、「経験上、今後は良くなる方向に向かいます」と言われたの
 で納得、安心する事が出来ました。
 確かにこの日を境に身体は快方に向かう事になりました。
 湯治開始から5日後の2月18日にホテル豊富から川島旅館に移動しました。
 川島旅館での湯治は最初はふれあいセンターの湯治湯に行っていましたが川島旅館逗留中の中盤~後半
 にかけてはびっちりと川島旅館の温泉に入湯していました。
 オフシーズンという事もあり、川島旅館の浴場は人が少なくて自分の好きな体勢で長時間入湯が出来ました。
 この湯治中盤の過ごし方が身体にはテキメン効いたのです。
 又、この時に同じタイミングで宿泊していたN君と腹を割って今まで経験してきた事や身体の事などを入湯中
 に語り合った事で心が軽くなったようです。
 が、9日目に改善の行き詰まりを再び感じる事になりました。
 「豊富温泉の湯治での回復はこれが限界か?」と思っていたのですが、10日目以降に再び身体は快方に向
 かって行く事になりました。
 12泊13日の湯治生活の最終日にあってもここに逗留すれば今後もどんどんと快方に向かうであろう事が予
 想出来ました。
 手足の曲げ伸ばしや振り向く動作などの普通の人が普通に出来る事が出来るようになったありがたさ。
 健康というのは何とありがたい事だろう。と切に思いました。
 ここで湯治中の若者が「人生で稼いだ金の大半はアトピーの為に使った」と言っていたのを聞いて切なくなっ
 たの事があります。
 ここに来ている皆が因果な体質に生まれた事を呪うのですが、前向きに考えるよりほかありません。
 アトピーはおそらくDNAレベルで設計された疾患で「根治」などはありえないので「寛解」を目指すしかないの
 でしょう。
 実際、寛解時は普通の人ですから。
 この疾患は精神的な面が作用する事が大きく物事の捕らえ方を改善する事である程度の症状の抑制が可
 能です。
 症状の悪化にはストレスがもっとも大きな原因となるのですが、それを受け流す考え方を身につけるのが最
 良の「薬」だと考えます。
 湯治中にスノーシューで山を散策したのも別天地で精神を解き放つという効果を狙っての事でした。
 私には入浴による湯治だけよりも湯治時間と引替えにしてでも「運動や観光」をする事で心身ともに刺激を
 与え更なる症状の改善を狙った湯治を行いました。
 とにかく、常に「何か新しいものを!楽しい何かを!」を求める姿勢は症状の辛さを忘れさせるには最高の
 良薬です。
 症状の酷い時は太陽の光なんか大嫌いで、外出する事もままなりません。
 しかし、無理にでも外に出る(最初は夜間でもOK)事で精神状態を上向きにするのが私の経験上は良いと考
 えます。
 人付き合いの苦手な人は無理に誰とも話をしなくてもOKです。
 とにかく湯治中はストレスフリーな生活をしましょう。
 でも、なるべく色んな人を話をした方が楽しいのは間違いないです。
 湯治中に気にしなければならないのは体力の低下を防ぐ事です。
 思っているよりカロリーを消費するのでガンガンと飯を食べるようにしました。
 湯治中は毎日あれだけ食べて、あれだけ水分補給をしても湯治前より体重が減少しました。(56Kg→54.5Kg)
 体力が無いと感染症にかかりやすくなるので気をつけましょう。
 又、入湯中は水分補給はマメに行いましょう。
 私の行った実験では入浴1時間で約1リットルの水分が失われますので、浴場の水道水を飲んで水分補給
 しましょう。(北海道の水道水はウマいです)
 余談ですが、ブログで毎日更新をした記事でもわかるように冬季に湯治に来ている人でこんなに行動力の
 ある人は初めて見たと言われました。(笑)
 楽しいことは積極的に関わるようにした方が身体にも良い影響を与えます。
 湯治中でラッキーだったのは「雪あかり」というイベントが3日間にわたって開催され、この湯治生活で一番
 興奮したのは自らの手でポニーのソリを操った事。

 豊富温泉の湯治は最終的な手段で最も有効な方法だとは思いますが、これに依存しきってしまうとそれは
 それで問題(精神的依存性・金銭的問題他)が発生します。
 何モノにも依存しない健康的な生活をする事が私の最終的な目標です。


 最後に

 アトピーを寛解させるのは温泉でも医師でも宗教でもありません。
 自分です。
 温泉も医師も良くなる「手助け」をしてくれるだけです。
 これまでの人生で自分に対して「生物実験」をしてきて「何をすれば良くなるし悪くなるのか?」は自分が一番
 知っているはずです
 自身を飛行機に例えるとこの温泉は「助走」として最高の手助けである事は明確ですので、飛び立った後に
 いかに高い高度を維持出来るか?を模索していく事になるでしょう。
 パンドラの箱は開けると様々な厄災が噴出して最後に出てきたのが希望でした。
 豊富温泉は私にとってのまさにパンドラの箱でした。
 あの状態の身体が治るというのはまさに奇跡でした。
 治癒の最後の手段として豊富温泉は最後の希望であった事は間違いないのです。
 又、どんなに酷い状態になっていても条件さえ整えば身体はどんどんと普通の身体に戻れる事が分かった
 のが最も大きな収穫でした。

 何故に「豊富温泉が体を回復させるか?」を私なりに考えてみました。
 ・転地による精神状態の改善
 生活場所が変わる事で精神的にリセットされて期待感・高揚感が生まれます。
 この疾患は精神状態が密接に肌の状態に関係しているので肌の状態の改善が見込まれます。
 広大な自然に囲まれた土地であり散歩などをする事で体力的にも良方向に作用します。

 ・コミュニケーションによるストレスの放出
 ふれあいセンターなどの湯治施設で見ず知らずの人と本音で話す事によって、抱えていた心の澱を放出す
 る事が出来ます。
 これによってストレスが軽減され肌の改善が見込まれます。

 ・温泉の効果
 この湯は油分が多く保湿効果が高いと思います。
 「バンドエイドキズパワーパッド」という商品がありますが、まさにこの温泉はそれの「湯版」でしょう。
 傷んだ皮膚を全体的にコーテイングして傷や乾燥した皮膚面の再生を促していると思われます。
 言ってみればスター・ウォーズでいうトコの天然の「バクタタンク」です。
 又、湯温が低温での長湯を行う事で発汗を促し、汗腺をこじ開けて通常の皮膚の発汗性能を回復させる効
 果があると思います。
 脈拍も110/BPM前後になる事から静止していても擬似運動をしている事になり体力の増強につながります。
 長時間にわたって内臓を加温するので内臓が活発に動き便秘や冷え性も改善します。

 アトピーが重症になると心が体を弱らせていき負のスパイラルに陥って生きる力が失われます。
 こういう状態にある時にはこの雄大な土地にあるこの温泉は非常に有効です。
 あらゆる意味でリセット効果が期待できます。

 変な話ですが、健康体に戻っているのを実感したのは湯治が終了した帰りの飛行機の羽田発広島行きの便
 で、手荷物を預けている時にフライトまであまり時間がなかったので焦ってたら汗がダラダラと滝のように流れ
 出てきた時です。
 湯治前はそんなに発汗する事なんて無かったので「あ!皮膚が回復している」ってビックリしたのです。
 今後は食事に注意(和食中心)して早寝早起き、運動、半身浴を中心とした発汗などを継続的に行う事にします。
 湯治を通じて自分と向き合う事が出来たのが最大の収穫でした。

 今後はどう体調が変化するか全く読めませんが、最終最後は豊富温泉があると思えば気も楽になるってもん
 でしょう。



 色んな人を見た上での回復する為のヒント

 大概の人は利き手の反対側が空いているので暇な時はもとより何かの作業中でも痒くもないのに「掻く」と
 いう癖がついており、この行為が皮膚の修復を遅らせる、若しくは悪化させる。
 私は11年前に脱ステで入院治療していた時には柔らかいボールを常に握っているようにして手が留守に
 ならないようにしていた。(ハンドグリップでの筋トレになって可)

 ここに湯治治療にくる人は会話をしていると重症であっても自分の事に無頓着な人が多い。
 例えば、血液検査での数値を知らなかったり数年もそれ自体を調べてないとか・・・。
 己を知るってのはこの疾患を抱えている人には重要だと思うし、前回の数値と比較する事は更に重要だと
 思うんですがねぇ。
 私が最近注目しているTARCの数値は殆ど誰も知らない事に驚いた。

 アトピー持ちなのに喫煙家が多いのにもビックリ。
 吸わなければイライラしてストレスが貯まりアトピーが悪化という大義名分(?)の元に結構な本数の煙草を
 吸っているひとの多いこと多いこと。
 まぁ、吸っている人は大人なので自己責任で体調管理をすればいいんですが 「百害あって一利なし」なのは
 間違いないわけで。
 でも、分かっちゃいるけど止められないってのがニコチンの魔力。
 強力な精神力が必要です。

 ルーズ
 何となくルーズな生活をしている人も多いようです。
 パックツアーのオプションツアーで皆が集まっているのに集合時刻より5分以上も遅れたり、毎朝部屋を(掃
 除してもらえるとはいえ)片付けないとか。
 私は集合なら5分前には集合場所に行くし、朝は布団を畳んだり身の回りの整理をしたりしてリセットしない
 と気持よくならないんです。
 何だったら部屋の掃除は自分で掃除機をかけたいくらいです。(毎日やっていた)
 物の置き場を決める・捨てる・戻すや洗濯物を畳んだりしてキチッと暮らすなど、この湯治中にメリハリをつけ
 る生活をして生活リズムを正しく修正して帰る事をオススメします。
 特に湯治後半で初めて知った「早起きして朝6時台に入る風呂の気持ちよさ」をお伝えしたいです。
 朝飯もウマいです。

 対人関係
 こういうトコロに来ると多くの老若男女の人と出会います。
 ツライ湯治生活を少しでも楽しく過ごすには色んな人とコミュニケーションをとる事が重要です。
 浴槽に入っている時間は誰とも話さないと修行のように辛く時間が経ちません。

 以上。

 こういう文章を書くと色々な事を省みる事が出来て良いです。
 この湯治で自分の事が良く理解出来ました。
 自分が思っているよりも行動力があって、几帳面だったのは驚き。
 特に学んだのは「人の振り見て我が振り直せ」という湯治だった気がします。(^_^;)
 


豊富温泉湯治 HOW MUCH [豊富温泉湯治 2012 冬(1回目)]

 今回の記事は豊富温泉の湯治でぶっちゃけ幾らの費用がかかったのかを検証します。
 実は本人もどれだけ費用がかかったのか把握してません(^_^;)
 クラブツーリズムで企画された4泊5日のパック(2月14日発・2月22発)を2本買って中4日を川島旅館で繋ぐ
 という12泊13日の湯治にしました。
 湯治は10日は行わないと効果が表れないといわれていたのでこの期間設定としました。
 当然ですが、2月14日発のクラブツーリズムの復路と22日発の往路の航空券権利は本人不在(当たり前)な
 ので放棄しました。


 広島県在住なので広島駅を起点としての経費を計算してみました。

 冬季で長靴やコートなどの荷物が多いので宅急便にて半分を事前発送 &返送
             2,110円X2            4,220円

 広島駅~広島空港 リムジンバス            1,300円
 往路全日空航空運賃 広島~羽田 特割C      14,670円(朝のフライトは安い)
 パックツアー代金  33,000円
 国内線旅客取扱施設使用料 340円
 復路AIR放棄          -170円
                               計33,170円
 川島旅館宿泊費(4泊5日)               22,000円
 ふれあいセンター入湯券 380X9           3,420円 (湯治パックを使用した日は無料)
 13日分の昼食費+飲料代               13,000円

 パックツアー代金  33,000円
 国内線旅客取扱施設使用料 340円
 往路AIR放棄          -170円
                               計33,170円
 復路往路全日空航空運賃 羽田~広島 特割C   19,170円(夕方フライトは高い)
 広島駅~広島空港 リムジンバス            1,300円

 計                             145,420円

  

 これに
 最寄り駅~広島駅 570円X2              1,140円
 レンタカー 8時間(燃料費込み)             6,000円
 他飲食費雑費                       10,000円


 合計                            162,560円

 となりました。 (゚◇゚;)!!!

 ま、ツアーの起点となる羽田空港まで近い人や湯治中は入湯のみに専念する人・荷物は超必要最低限にする人・
 昼食費は節約する人など節制次第で経費はもっともっと安くなります。

 人生というものは何事も費用対効果で推し量るのですが、この金額を支払ってでも身体が良くなるのなら安いものだ
 と感じました。 (個人の感想です)
 
 
000.png この4泊5日のパックツアーって羽田~稚内航空運賃+宿泊費+朝晩
 食事付きで33,000円なのですが、超破格値ですね。
 自力で計画した場合は特割で航空券を買っても片道35,570円X2=
 71,140円+湯治パックでの宿泊費は6,000円X4=24,000円
 で、95,140円かかるのですから費用は約1/3でいいのです・・・。
 これに稚内空港からホテル豊富までの送迎バスが付いているので更に割安感が高いです。

 普通にこのプランを使って川島旅館の滞在費を足すと214,280円になりますが、パックツアーを利用した場合
 は片方の往復航空運賃を放棄したとしても90,000円で済むのですから驚きです。
 個の商品ってどこで利益が出ているんでしょうか?
 まぁ、利用者は安ければ安いほどありがたいのは間違いないんですがね。

 機会があれば大地が青々としている季節に又行きたいですなぁ。
 でも、そのようなオンシーズンの時期はこんな割安なツアーパックって存在しないのですが。ヾ(- -;)


 注:この時期、羽田~稚内へのフライトは暴風雪の日が多く欠航が多いので、このツアーはある意味でギャンブル
 です。
 羽田集合時に欠航が判明した場合はツアー自体がキャンセルになってしまいます。
 この場合、地方からの参加者には羽田までの運賃(当然往復分)はパーになってしまうというリスクがあります。
 帰路も荒天により稚内~羽田が欠航になった場合は予定通りに帰れないので(この場合は翌日便に振替&滞
 在中宿泊費は自分持ち)ので休暇と金銭には余裕を持っておくべきです。
 


厳冬期の豊富町の歩き方 [豊富温泉湯治 2012 冬(1回目)]

 今回は湯治中の移動について書いておきます。

 「ふれあいセンター」から各宿への帰り道で湯冷めを防ぐ為にフードの付いたブルゾンなりコートは必須です。
 手袋、ネックガードも必要。
 この地域はマイナス20度を越える事もままあるので厚着をし過ぎるという事は無いです。
 十分な防寒対策をしておく事。
 外に出ると一面雪景色で地味なアースカラーの衣服を着ていると道路では運転者から歩行者を確認する事が難
 しいのです。
 景色は白一色で吹雪くと更に歩行者の確認が困難になる為に衣服はなるべく派手な色のものにするように。
 また、雪が降っていても気温が氷点下より低いのでフードを被っていれば傘をささなくてもOKです。
 むしろ、傘をさすと歩行時に風が吹いて安定性が失われるので傘はささない方が良いと思います。

b.JPG 長靴も持って来るべし。

 転倒して湯治どころではなくなる事を考えれば手間だけど着脱式の
 スパイク持参するのがベスト。

 長靴には防寒の為に靴の中敷きを入れておくと足が冷えないので
 推奨します。



 歩行について

 人は右・車は左というように右側の歩道を歩きましょう。
 左側を歩くと後方より車が高速で接近するのでかなり怖いです。
 転倒した時の事を考えてポケットから手は出して歩きましょう。
a.JPG Aのように光って黒く反射している場所(凍っている)やBのように踏み固め
 られて固くなっているアイスバーンの場所は通らない。
 歩くのに一番良いのはうっすらと雪の積もっているCのような所が滑りに
 くいです。

 札幌在住の人に聞くと大股で歩いた方が転けにくいそうです。
 又、着地の際は膝を心持ち曲げてカカトから着地せずに足の裏全体を
 接地させるように歩くと安定します。




c.JPG 北海道の冬季の道路は除雪されていても車道のみが確保されて歩道
 は無い道が多いもよう。

 この地域は基本的に人の移動は車を使うのが原則であり人が歩く事は
 ほぼ考慮されていない為、隣町まで歩くような場合は車に気をつける事。

 早くから車にアピール出来るような状況(派手な服を着るなど)をつくるの
 が身を守る手段になります。



 雪道での運転

00.JPG 「ふれあいセンター」で観光用にレンタカーを借りる事が出来ます。
 会員にならなくても免許証の提示と書類に必要事項を記入すれば8時
 間3500円(指定ガソリンスタンドで満タン給油して返却)と割合安価に
 てレンタル出来ます。(レンタル時間は各種あり)

 このレンタカーにはカーナビゲーションが取り付けられており主要観光
 場所などは地点登録されているので便利。

 2012年2月末現在のレンタル可能車種はファンカーゴ(2台)です。


 スタッドレスタイヤは意外と滑らないが過信は禁物。
 早めのブレーキ、カーブでは早めに蛇角をつけて進入すると滑りにくい。
 とにかく「急」と名のつく行動は避ける。
 又、車間距離は十分過ぎる程にとる事。

 街中の交差点の通過は特に注意が必要。
 交差では除雪した雪が視点より高く積んである事が多く交差点を通過する場合、これが邪魔して左右の道が見
 えない。
 よって、確実に一時停止して安全確認をする事。
 信号のない交差点が意外と多いので気をつけるべし。
 横断歩道は積雪の為に信号だけ見えてゼブラゾーンや停止線がまるで見えない状況にある事が多い。
 信号がある所は道の左側に「停止線」という道路標識が必ずあるのでそれを目安にして停止する事。

 雪のない地域では考えられない程に吹雪く事があって「シェルター」というトンネル状の待避施設があったり、道路
 脇に一時的に逃げ込むゾーンが確保されている。
 視界が確保出来ない状態になって「これは危ない!」と感じたら迷わずそういう場所に車を停めて運転を休止して
 天候の回復を待つようにするべし。

 雪道に自信の無い人が運転する場合はスピードが遅くなってしまう。
 そういう車は雪道に慣れている地元民が煽ってくる場合が多いのでハザードランプを点けて道路脇に寄って追い
 越しさせる事。

 片輪でも凍っていない所をタイヤが踏むように運転すればスリップしにくいらしいので状況を見て走行ラインを選
 ぶ事。
 この場合、あまりにもセンターライン付近の走行ラインを選択すると対向車と事故になるので注意。

 前輪のタイヤハウスに氷が蓄積して厚い層になってしまうとハンドルを切ってもそれにタイヤが引っかかって躁蛇
 できなくなりハンドルが切れなくなって事故につながる。
 レンタルする時に4輪全てのタイヤハウスをチェックして氷がタイヤハウスに多く付着している時はハンマーなどで
 叩き落としておく事。

 以上です。
 本州の常識が通用しない事が多いので豊富に行かれる方は この記事である程度は脳内で適応しておくとあちら
 に着いても移動の際の安全が確保出来ると思います。


豊富温泉の施設紹介 [豊富温泉湯治 2012 冬(1回目)]

 
 今回の記事は豊富温泉の湯治で使った施設の紹介をします。

01.JPG ホテル豊富

 私の部屋は洋風タイプでした。
 必要な備品は全て揃っています。
 部屋にはトイレ・ユニットバスがあります。
 小さいタオルとバスタオルは毎日1枚ずつ新しいものと交換してもらえ
 るので洗濯物は少なくて済みます。
 9時から順次、部屋の掃除を開始するのでそのタイミングで「ふれあい
 センター」を利用する人は湯治に行くといいと思います。

 

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2012 豊富温泉へGO! DAY13 [豊富温泉湯治 2012 冬(1回目)]

 家に帰って湯治生活最終日の記事をアップしようとしたら 流石に安心したのかこんこんと寝てしまい更新する気
 力がなくなって2日後の更新になってしまいましたとさ。(笑)

 2月26日(日曜日)


01.JPG この湯治ツアーも遂に最終日

 6時20分にセットしたアラームで目覚めて窓の外を見ると少しだけ雪
 が降っている状態。







02.JPG 空港のある今日の稚内地方は今確認した時点で風速13m。
 こういう時に地デジは便利ですな。
 午後から天候が悪化するとの予報が出ているので飛行機の飛ぶ13時
 30分にどうなっているか心配です。

 欠航になって延泊した事を考えて昨日発送手続きをしてフロントに預け
 た荷物の中から電子機器のアダプタや下着の着替えを取り出しておき
 ました。



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2012 豊富温泉へGO! DAY12 [豊富温泉湯治 2012 冬(1回目)]

 2月25日(土曜日)

 下は本日21時現在の天気及び予報

  2.JPG
 最低気温がマイナス27.1度って(^_^;)
 そんな事より明日の天気は暴風雪予報なので羽田行きの飛行機が飛ぶかどうかが大問題。
 
1.JPG 5時58分に起床。
 昨日の疲れがあったのか昨日は夜11時には眠くて眠くて朝まで一回
 も見が覚めなかった。
 こういうのが普通の人の生活リズム。
 そんな当たり前の生活も炎症の酷かった2週間前には全く考えられ
 なかった事。
 この湯治も今日を入れてあと2日。
 明日は11時にチェックアウトなので実質どっぷりと湯治に使えるのは
 今日だけ。

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2012 豊富温泉へGO! DAY11 [豊富温泉湯治 2012 冬(1回目)]

 2月24日(金曜日)

01.JPG やった!今日は天気が良い!
 今日は予てからレンタカーの予約を入れていたので晴れてくれて
 万々歳!
 本日は朝6時30分に起床。
 ホテル豊富の湯治用浴槽に6時50分~7時50分の1時間入湯
 しました。
 人生で朝の6時台から風呂に入ったのって初めての事。
 ホテル豊富の大浴場は窓が大きくて透明なので外の風景(今は雪
 原)が見れて気分は良いです。
 雪道のドライブになるので体をリラックスさておきます。


02.JPG 朝の身体チェック

 落屑は無くなったように思えます。
 ある意味もう「安定期」に入った感じでちょっと前のようにグングンと
 良くなるという状態ではありません。
 豊富温泉の湯の治癒効果は私には限界なのかもしれません。
 あとは自分の免疫力なり基礎体力なりを上げていき自分で回復させ
 る作業になると思います。
 ← 湯上り後や冬季に乾燥が残るのは例年の事
 炎症はもう気にならない程度になった。

03.JPG 朝食



 コメントは無し。

 あやうくカメラに撮るのを忘れよったわ。




04.JPG エゾリス!

 カーテンを開けようとして歯磨きしながら部屋の窓から外を眺めている
 と目の前の木の枝が揺れていた。
 よく見るとエゾリスが飯の最中だった。
 あんなに苦労して遂に見る事ができなかったエゾリスが何の苦労も無
 しに突然目の前に現れる。
 探しものは直ぐ近くにあるってメーテルリンクの「青い鳥」のオチか(^_^;)

 今日はイイ事ありそう。

 今回の記事は自分の為に書いてますんで長いです。

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2012 豊富温泉へGO! DAY10 [豊富温泉湯治 2012 冬(1回目)]

 2月23日(木曜日)

01.JPG 今朝は無風で薄曇りの穏やかな天気です。
 でも、午後から雪の予報でした。

 予報は当たってずっと小雪が降っていて時折強い風が吹きつけるという
 天気でした。

 気温はそんなに下がっていなかったみたいです。



 5時38分に目が覚めてしまって、テレビを見ながらダラダラしている間に又寝てしまいました。
 次に目が覚めたのは8時10分。

 

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2012 豊富温泉へGO! DAY9 [豊富温泉湯治 2012 冬(1回目)]


01.JPG 2月22日(水曜日)

 ついにこの湯治旅行も終盤戦に突入します。
 あと、4泊5日かぁ・・・早いわぁ時間が経つのって。

 今日は朝から晴れてます。
 昨日の荒天が嘘のよう。
 今日も昨日のような天気だったら飛行機が飛ばなくて今日羽田空港
 からスタートの旅行パックが中止になって一人ぼっちになるのではな
 いか?って考えてました。

 これって、このパックツアーが中止になったら本当に現地に居る私だけでツアーが続行出来たんでしょうか???
 本日は川島旅館をチェックアウトして再びホテル豊富に移動しなければなりません。
 川島旅館さんには無理を言ってチェックアウトをパックツアーの到着に合わせて午後にずらすようにさせて頂き
 ました。

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