デコパージュ製作法 [道具&Tips]
今回はデコパージュ(飾り台)の製作方法を紹介します。 ミニチュアのみならず、様々なハンドメイドの製作物を展示する際の 見栄えも良くなりますので 製作されてみてはいかがでしょうか?
長い記事ですが、興味のある方は見てみて下さい。
時間も手間もかかる事ですが、一回 作ると病みつきになるかも(ならないかも・・・)ネットで検索されると 色んな人が色んな方法で製作されていますので そちらの方も参考にして下さい。 決して私の方法が正道ではありません。
買ってもいいのですが やはりハンドメイドで自作した方が愛着も湧きますし、好きな色合いと台座のサイズを調整出来るのがハンドメイドの利点です。
私の製作方法は油性ニスを使用した方法です。油性ニスのメリットは塗料の皮膜が強い事が最大の利点です。デメリットは やはり、そのニオイでしょう。シンナーを希釈剤や筆洗いに使用しますので 小さいお子さんのいらっしゃる家庭では控えた方が賢明でしょう。
この他に水性ニスで製作する方法もあります。水性ニスのメリットは 扱いが簡単な点です。 希釈や筆洗いも 水(塗料が乾く前)でO.Kです。 デメリットとしては 塗料の皮膜の弱さでしょう。
← 今回のデコパージュの材料です
10X10cmの飾り台
ホームセンターや東急ハンズで105円にて
販売していました
小型の作品に向いていると思います
← 今回は、この油性ニスを使用します
色合いは各種ありますので、ご自分
の好みにて選ばれてはいかがでしょうか
直接塗るには、少々 粘度が高いのでラ
ッカーうすめ液にて希釈する方が良いで
しょう
筆は 私は百均の平筆の一番大きなサイ
ズを使用しています
← 私の場合はフィルムケースを塗料入れ
として使用しています
フィルムケースはカメラ屋さんやDPEの
コーナーに行けば タダでくれます
ここに塗料を入れてうすめ液を入れて
使用濃度にして塗ります
うすめ液は百均のスポイドを使えば微妙
な加減が出来ます
←その前に表面処理として「とのこ」を塗ります
準備としては 木の表面を400番程度のサ
ンドペーパーで平滑にした後、とのこを水で
溶いて塗ります
乾いたら(ほぼ乾いた状態が良い) いらない
布で余分なとのこを落とします
これで、前準備はO.K
とのこを塗るのは「目止め」の為です
目止めとは 必要以上の塗料をしみ込ませないようにする事です
最初に底面を保護する為にマスキングテープをしておきます
上左画像 「タミヤ マスキングテープ20mm」 模型屋でてに入ります。 マスキングテープの中では最高品質だと思います。 ホームセンターでもマスキングテープは各種、売っています。
上右画像 底面にマスキングテープを貼った状態 固着するので、タマに張り替え(周辺のみ)をした方がいいですね。
そして
手ごろな台(私は浅田飴の缶)に両面テープを貼って上げ底を作ります
これはトラブル防止(ニスと床が一体化)と持ち手を作る為
← 1回目のニスを塗った状態
塗料は初回は3倍希釈にします
ちょっと色が付いたかな?と思うくらいしか
変化していません
段々と希釈を濃くして好みの色になるまで
塗って行きます
ここまで塗りました(左)
筆目(筆跡)が付いているので若干表面がデコボコしています。 これを800番のサンドペーパーで平滑に削ります(上右画像) この段階でツヤも無くなってしまいますが心配ありません
← ここで私はスプレータイプのニスを使用します
これは筆では筆目が付いてしまうので、スプレ
ーで筆ムラが出ないようにする為です
2回吹きでいいと思います
乾燥中にホコリが付いてガカッリするかもしれ
ませんが心配ありません
この後の工程でホコリや、小さい傷、泡、ムラ
などは 殆ど消えてしまいます
スプレーニスを塗ったら いよいよ最終工程の「ツヤだし作業」です
まず、800番→1000番→1500番→2000番のサンドペーパーで表面をサンディングしていきます(まだ、ツヤは出ません) 更にコンパウンド(これもタミヤ製)で磨きます。コンパウンドは柔らかい布に付けて表面を磨きます。 細目→仕上げ目 と使用します
ツルツルの表面になったら・・・
← 「タミヤ モデリングワックス」
でワックスを掛けます
これで、むちゃくちゃツヤが出ます
ワックス無しでもイイのですが
ツヤ+表面保護の効果がありますので
是非、やっておきたい作業です
お疲れ様でした
← 完成したらこんな状態になります
雲と電線が映り込んでいるのが
わかりますか?
この台に乗せれば、私のショボイ
作品も2段階くらい「良いモノ」に
変身するのは必定!
まだ 電線がヨレて映り込んでいます
これは表面が完全に平滑になっていない為です
これを解消する為にはスプレーニスを塗った後に何度もラッカークリアーを塗り重ねてコーティングを厚くして、塗膜を厚くした上で ペーパー→コンパウンド掛け をすればO.Kです。
しかし、この手順にて完璧を求めると1ヶ月位の作業時間が掛かる事になりますので、覚悟して下さい。(冬ならもっと長くなります)
最初は面倒くさい作業が多いですが、最後のツヤだし作業は 子供の頃にやった「泥だんご」でツヤツヤにした事が思い起こされてヒジョ~~~に楽しいです。 お試しアレ。
コメント 0
コメントの受付は締め切りました