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大逆転 [こ・ら・む]

 ブログ移転につき再掲載
 
 私は、今 世間一般でいうトコロの田舎に住んでいる。
 少し歩けば田んぼ、畑もあるし、小川や池なんてモノも沢山ある。よって 段々と春めいて来るのが、都会とは違ってハッキリと
 分かるのだ。
 暖かくなった今、池を覗くと 「オタマジャクシ」 がウロウロとし始めた。ご存知のとおり「オタマジャクシはカエルの子」である。
 これを見ると、ある事を思ってしまう。
 どれ位前だったか、テレビで 「カエル」 が長く伸ばした舌で 「トンボ」 を絡め取って捕食するシーンを見た。
 「!!!」 その時、私は気付いたのです。皆さんは、 「ヤゴ」 をご存知でしょうか?ヤゴはトンボの幼生時の姿で、川や湖沼
 などに住んでいるのですが、ヤゴの食料は小型の生き物を折りたたんだアゴを伸ばし噛みつき捕食する。主に、幼魚やオタマジ
 ャクシを食べているのである。(正しくは体液を吸う)
 もう、お分かりかと思いますが 子供の時のカエル「オタマジャクシ」は子供の時のトンボ「ヤゴ」に食べられ、大人になると、「カ
 エル」は「トンボ」を食べる。食われるモノが成長すると食う方に回る。知ってか知らずか、小さい時の仇を成長してから上記の様
 に仕返しするのである。その捕食の仕方も 長く伸ばした 「舌 もしくは アゴ」 で捕食するといった若干の違いこそあれ、ほぼ同
 じ方法なのだ。
 これらの事は、カエルの恨みの成せる進化なのか?それとも、神の仕組んだ生物の数のバランスを保つ為の所業なのか?誠に
 不思議なコトである。「人生?逆転」である。これと同じ事を考えた人は、世界中に何人いるだろうか?
 
 人間の場合はどうだろう?人間の社会では人間同士「食ったり食われたり」の所業は無い。そのかわり 子供の時(大人になっ
 てもやる一部の輩もいる)に「イジメ」がある。
 オタマジャクシやヤゴにイジメ問題があるとは思わないが、人間界の方が性質が悪い事は確かだ。人間の子供が、大人になっ
 てイジメた奴を食ってやろうとは思わない(と思う)が、根性のある「いじめられッ子」は 大人になって出世して 見返してやろう
 とし、実際 そうなった人物もいるだろう。大抵の場合、子供の時の「いじめっ子」は粗暴で配慮に欠ける人物の場合が多く、社
 会に出てからも大成する事はない場合が多い。これも、一種の「人生逆転」ではないだろうか?

 この世の中は、単純であり、複雑でもある。
 どれ位か先の時代になれば、環境破壊により住む所を失った巨大化したカエルが人間を、その長い舌で捕食し「食ってしまう」
 時が来るのかもしれない。
コメント(2) 
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コメント 2

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yukiiro

奇 才 あ ら わ る 。
by yukiiro (2008-04-07 13:27) 

のいど

::yukiiroさん::

奇才とというよりは変態です。(;´д` )
by のいど (2008-04-07 20:42) 

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