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漢検準一級ひとり反省会 [漢検(準一級)に挑戦]

 ブログ更新自粛中の3月14日に2月6日に受験した漢字検定(平成22年度第3回)の検定
 分析結果と合格証書が郵送されて来ました。

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                    177点でした・・・

 今だから言いますが 脳内自己採点では180点台半ばから後半はあったと思ってました。
 ネットのどこかで見たのですが、実際の獲得点数は「自己採点 X 0.95」だと書いてあったの
 がやはりそれが正しいですね。(^_^;)

 ここからは個人的反省。
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 読み・・・1問落とした。簸却はきゃく) これはちゃんと書いたつもりだったのに☓だったのか?

 表外の読み・・・満点。

 熟語の読み・一字訓読・・・満点。

 共通の漢字・・・2問も落とした(T△T) を臆と書いて☓ これは結構 トラップっぽい問題。
          は率と書いたのかもしれん。(卒)爾とかってイージーなのに。
          ど~も苦手なカテゴリだ。

 書き取り・・・2問落とす。 何故か「けいふん」→鶏糞が☓に!ちゃんと書いた筈だったのに。
         短兵急は言わずもがな。

 誤字訂正・・・陵・凌 ここも何故か☓を食らう。まさか「しんにょう(遼)」にした?
         う~ん・・・そんな覚えは無いがねぇ。「石川遼」の刷り込みか?別にファンでも何でも無いが。

 四字熟語書き取り・・・2問落とす。実は結構得意分野だったのに。ガックシ。
              (師資)相承 獅子と書いた。これは完全にアウト!アホですな。
              疾風(怒濤) 濤はちゃんと書いた気がするけど・・・。
              略字体の(怒涛)でも正解なので 検定の時は気張って難しい方の漢字
              を書かない方が吉だと学習。

 四字熟語意味と読み・・・満点。

 対義語・類義語・・・満点。唯一、3問目の「活用」の対義語で迷った。選択肢中の「しぞう」で間
             違いは無いのは分かっていたが「死蔵」なのか「私蔵」なのかで迷う。
             英語でデッドストックという言葉があるのを思い出して「死蔵」にした。
             結果は正解。
             色々な当てはめ方を知っていると正解へ導き出される事もある。

 故事・諺・・・2問落とす。巧詐はセッセイに如かず 「拙誠」が答え。 実は殆どの問題集では
        「巧詐」の方が問題として書かれている。こっちばかり覚えていて拙誠が頭に入って
        いなかった。問題の発案者は受験者の裏をかいた問題にした筈。ものの見事にハ
        マってしまった。多分 「拙製」と書いた気がする。対義語なので分かりそうなもんだ
        が。
        2級の時に覚えた四字熟語の「巧遅拙速」が脳内にあったのが敗因のひとつ。        
        シシに鞭打つ 「死屍」が正解。 ちゃんと書いた筈だが?まさか屍死にした?

 文章題 書き取り・・・1問落とす。「こさい」→ 「巨細」 脳内から完全に出ない。
             答案用紙には何か違う字を書いたが忘れた。完敗。

 文章題 読み・・・2問落とす。き→「すご」き 多分 送り仮名まで書いたので☓。勿体無い。
           一穂→「いっすい」 穂は「すい」が音読み。読みで勉強した禾穂「かすい」とい
           う読み方を覚えていのを混同してしまって おそらく「いっか」と書いたと思う。

 反省点
 イージーミスが多い。あれだけ見直したのに こんなに点に結びついていないなんて・・・。
 約10点分は損したような気がする。
 試験では実際には35分程度で解答欄を埋めた。
 残り時間は分からなかった数問の問題と既に書いた解答の見直しに使ったけど このありさま。
 丁寧に書いたつもりでも 正答とされない原因として 鉛筆で答えを書いたのがいけなかったのか
 もしれない。
 ネットでは尖った鉛筆で書いた方がシャープペンシルよりも書きやすいとあったが、鉛筆は直ぐ
 にちびってしまって書いた線が太くなる。「濤」の字も線が潰れてしまったて☓になった可能性が
 ある。
 最近は「クルトガ」という芯の先が常に尖った状態にしてくれるシステムのシャープペンシルがあ
 るのでそっちを使った方が良いのかもしれない。鉛筆だと鉛筆削りを使っている作業時に集中
 力が殺がれる事がある。(人によっては気分転換になって良いかもしれないけど)
 ちょっとでも 「これは?」と思った文字は自分が納得がいくまで書き直す事をお勧めします。
 
 今回の試験を解析
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 レーダーチャートの実線が合格者の平均点だ。
 実線から計算して合格者の平均点は174.1点位だろう。

     04.JPG     
 準一級の合格者は前回の異常な合格率(26.3%)から通常の合格率に戻って13.9%だっ
 た。
 私の受けた会場では準一級の受験者が92人居たが約13人しか合格していない計算になる。
 あの時はみんなが学者に見えたけど、会場の80人は不合格だった事に。本当かね?
 こうしてみると 合格者の平均点174点は合格点が160点という事を考えるとかなり高いといえ
 る。
 全受験者(合格者を含む)の平均点は115.7点だから 合格者の平均点と60点も差がある事
 を考えると 合格した人は徹底的に勉強して今回の試験に臨んだと言えよう。
 それにしてもあの途方も無い程に高い難易度の一級の合格率が20%を越えているって 今回
 の一級問題は簡単だったのか?
 それとも過去に例が無いくらいに一級合格者リピーターが多かったって事か?
  
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 合格証書





 最後にこれから漢字検定準一級に挑戦しようとする方にアドバイス。

 私は二級をCBT受験で一ヶ月、二級合格後に準一級をさらに一ヶ月のスパンで勉強しました。
 準一級の勉強時間は平均よりかなり少ないと思いますが 文字通り「死ぬ気」で勉強しました。
 飽きたり途中で投げ出したりしない為には 漢字を勉強する事に興味を持つ事が必要です。
 殆どの人は「読み」から始めると思いますが、私は「四字熟語」から始める事をお勧めします。
 四字熟語は2級までで611種、準一級ではさらに311種を覚えました。
 四字熟語は一見すると意味の解らないものが多いですが「西施捧心」という四字熟語を調べた
 時にこのカテゴリが楽しくなって俄然としてやる気が出てきました。
 対義語・類義語は勉強するのに時間が掛かりますが、一種のパズルだと思えば楽しく思えてく
 るはずです。
 漢字に対するモチベーションを上げたり維持する為にまずは自分がどうやったら楽しんで学べ
 るのか?を探す事が合格への捷径です。
 「勉強していればいつかは合格するだろう」と悠長に構えていたのでは準一級レベルになると
 おそらくは合格しません。
 「絶対に合格するのだ」という意志で臨むべきです。(大体、検定代金が高いので勿体無い。)
 二級合格者が準一級の問題集を見てこれまでとのレベルの違いに愕然とする事でも ある程度
 の「覚悟」は必要なのは準一級を取得しようと考えている皆が感じている事です。
 この差を「苦」にするか逆に「やりがい」と転化する事が出来るかどうかが分かれ目でしょうか。
 時間のある人は 「高橋書店 漢字検定準1級学習ノート」からじっくりとやるのがいいと思います。
                                             (二級合格者が前提)
 最終的には「成美堂出版 本試験型漢字準1級試験問題集 ’12年版」を潰せばかなり合格に近
 付くのではないでしょうか。(参考記事
 とにかく問題は多くやるべきです。 (といっても私は皆が持っている準一級必携はやってないけど)

 
 
 漢字検定は二級を持っていれば今の日本では必要十分です。準一級までなら実用的な知識と
 して社会でも役立つでしょう。漢字検定一級になるとはっきり言って必要ないでしょう。
 趣味のレベルで取得するには良いですが、その時間はもっと実用的な資格を取った方が個人
 的には良いと思います。
 準一級からいきなり漢字検定を始めて合格をした人でも格下の二級には合格しない人が多数
 居るのが現実でしょう。それらの人は二級の試験範囲である筆順や部首なんてまるで勉強し
 ていないからです。
 漢字の知識を深めるには若い人は四級から順番に試験を受けるのが良いと思います。
 大人なら準二級から上を目指せば「漢字」の十分な知識が得られる筈です。
 実際、私は小学校一年生で習う漢字の 文字通り「一」から勉強し直しました。
 前にも書きましたが 今後は漢字検定一級は目指しません。余生で何もやる事が無ければ挑
 戦するかもしれませんが・・・。
 まぁ、漢検は「文字を綺麗に書く」という事の副産物的なものなので これからは「書く方」をやろ
 うと思います。

 追記
 いきなり準一級から取得しようと思っている人は「フォントの罠」に注意!
 問題集やパソコンの文字ではデザインを重視した文字が使われています。
 この文字通りに答案を書くと画数が違っていたり文字の構成が違っていたりするので☓を喰ら
 います。
 例えば「比」という漢字ですが この文字は五画に見えますが書くと実際は四画です。
 こういう字は多いので注意して下さい。
 せめて問題集は こういう事に配慮した字体で出版して欲しいのですがねぇ。

 検索などでこのブログに辿り着いて準一級に挑戦しようと考えている方の健闘を祈ります。
 
 

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