エンジンスターターを取り付けた [雑文]
寒いと車に乗る前に屋外に出てから早めにエンジンを掛けて暖機運転を
するのが億劫だ。
それに雪が降っているとなおさら。
という事で今更ながらエンジンスターターを取り付けてみた。
今回取り付けるエンジンスターターはコムテック WR530という機種。
Amazonで評価が高いし価格も手頃だったのでこれに決めた。
これをダイハツ MOVE 平成26年度 4月生産分に取り付ける。
エンジンスターター単体だけでも取り付ける事は出来る人には出来るかと
思うがそれは上級者向けだし配線を割り込ませるのに色々と面倒なので
車種別専用ハーネスを買ってそれを使用する。
カー用品専門店で購入するともっと高いと思うし、なにより取付工賃が高
そうなので自分で取り付ける。(全て自己責任)
これがWR530 Amazonで9800円。
赤い箱は専用ハーネスBe-166これ
もAmazonで2459円。
合計12259円。
専用ハーネスは車種によってタイプが
違うのでメーカーのHPで確認が必須。
内容
本体ユニットは小さいが配線やコネクタ
などを合わせると結構な容積になる。
専用ハーネスがデケー!
本体にはこんなコネクタがある。
一部車種では本体のコードのみ
の差し替えで完結し、これらの
コネクタを使用しなくても良い
楽ちんな車種がある。
ちなみにMOVEはこのコネクタ
を使う作業が必要だった。
(後述)
内容物をチェックして欠品がなければ作業に入ります。
ここで注意をひとつ。
エンジンスターターの取り付けはハンドル基部のカバーを外す作業が必須
となるので最初にカバーを留めてあるビスを外す必要がある。
ステアリングを回すと見える左右と、下にこのようなプラスドライバーで
外せるビスがあるのでPレンジでエンジンを掛けた状態でビスを外しておく。
エンジンを掛けていないとハンドルが重くて回せないしハンドルロックも
掛かってしまう。
この時に事故を防ぐ為にパーキングブレーキは必ず掛けておくように。
ビスを外したらエンジンを切って作業を始める。
一番最初にやらないといけないのはボン
ネットを開けてバッテリーのマイナス端
子を外す事!
黒い方がマイナス端子。
赤い方はプラス端子だが、これは付けた
ままで良いらしい。
これをやらないと危険なので必ずやって
おく事。
端子を外すと時計やオーディオの情報は
リセットされる。
あらかじめメーカーのホームページから対象
車種別取付図を確認しておく。
オプションなどのコネクタの取り付け場所も
ここで確認できる。
さて、ハンドルのカバーを外せば簡単に取り付けが出来るかというと
そーでもない。
というか経験不足の人間にとってはハンドルのカバーを外すのもまま
ならない(笑)
まずはハンドル下のパネルを外す。
パネル外しのレバーを差し込んでから
「エイッ!」とテコの原理でツメを外し
ていくが壊れそうで怖い。
結構力も必要だ。
汗をかきつつ引き剥がす。
なんやらコネクタが4ヶ所も付いているが作業性を考えてこれらのコネ
クタも外しておくと良い。
コネクタは見えない所にツメがあるのでそれを指で押さえながら引き抜
くとスムーズに抜ける。
というかそうしないと抜けない(笑)
赤い矢印が上記のコネクタを抜いた場所。
するとパネルが落ちるが他のコードが外
れないように取り付けてあるので完全に
撤去する事は出来ない仕様。
邪魔じゃのう。
なんとかハンドル基部のカバーを外して
エンジンスターター本体から出ている
コードと専用ハーネスを接続して、車両側
のコネクタに割り込ませる。
この車両側コネクタを探す作業が難しい。
MOVEはキーシリンダの逆側(ハンドルの
左側)に矢印のような ア って明記して
あるコネクタがあった(笑)
これを抜いて専用ハーネスのコネクタを接続する。
するとこんな感じになる。
げ!結構なサイズ感!
これをハンドル下の空きスペースに
収めなくてはならない。
まぁ、結構空きスペースがあるので
収まる空間はある。
順番を間違えたが本体ユニットから出ているアース線は最初に車両の
塗装されていない金属むき出し部分に脱落しないようにボルトで共締
めしておく。
これで最初に外したバッテリーのマイナス端子を再び取り付けて動作
確認する。
すると説明書通りに「ドレミファソラシド」と鳴った後に「ピロリ ピ
ロリ」とブザー音が鳴る。
これは初期設定をするまで延々と鳴り続ける仕様だとさ。
さて、嬉しげな顔をして手順に従ってリモコンを使ってエンジンスター
トの儀式を行う。
リモコンの エンジン→スタート の順でボタンを押す。
リモコンの液晶画面にSTARTと出てエンジンが掛かる!
かと、思いきや掛からない。
_| ̄|◯
何でや~!
そういえば、メーカーの車種別案内でこんな事が書いてあった。
L端子配線の接続が必要だと。
あーーーーーー!
やっぱりMOVEはこれをせんとイカンのか・・・。
という事で本体に付属していた12Pコネクタの出動となった。
これには2本の配線が予め施してある。
L端子配線は白色の方なのでこれを使う事になる。
もう1本の黄色い線はフットブレーキ配線。(今のところは使用しない)
本体ユニットに付属の12Pコネクタを接続して白いコードをL端子配線
しないとならないが、L端子配線ってどうすんの?
では、取付説明書を見てみよう。
ゲロ!
何やこの面倒くさい配線!
エンジンルームにあるオルタネーター(発電機)のL端子線を探し
出してそこに先程の白いコードを結線しないといかんらしい。
マジかいや。
失意している時に思い出した。
待てよ、そういえば・・・
車種別接続図にL端子の場所
があったような・・・。
エンジンルームまでアクセス
しなくても、ここに結線すれば
良いのでは?
という事で助手席側の小物入れと
その下のパネルを引き剥がしてみた。
っぽいモノがあるやん! ヽ(^。^)ノ
18Pコードはぶら下がっているもの
という先入観があったが、実際には
コネクタに差さっていた。
これは結線後の画像。
結線に際してはハンドル下から白いコードをダッシュボード下を通
して助手席前まで持ってこないといけないので配線用の針金状の工
具が必要になる。
まぁ、無ければ太めの針金などでも代用が可能かと。
結線はL端子のコードを探し出して付属の
エレクトロタップをかます(方法は取付
説明書に書いてある)だけでなので簡単。
エレクトロタップをかますコードの長さが
3cmほど必要なので12Pコネクタに結線
されている全てのコードを束ねているビニ
ールテープを少しだけ切る必要がある。
この状態からペンチなどで挟んで止める。
ちなみにここにL端子はコネクトされていた。
エレクトロタップにビニールテープを巻いて
絶縁して元のコネクタに差せばL端子配線は
完了。
でも、これってホンマにL端子なんか?
テスターで電圧を計るのが確実だけど面倒
じゃしのう。
ドキドキしながら先程のリモコンによるエンジンスタートの儀式を
行う。
ピロピロ ピ~とかいいながら無事にエンジンスタートした。
ヽ(^。^)ノ いやっほ~!
ここで取付説明書にある初期設定を全て
済まして動作の確認をする。
フットブレーキ線も結線した方が良い
らしいが(エンジンスターターで始動し
た時にブレーキペダルを踏むとエンジン
が切れる)作動上は問題無いのでこの作
業スキップした。
本体ユニットは画像のようにスポンジで
包んでダッシュボードにガタつかないよ
うに固定した。
息も絶え絶えやってきたが、今まで外した全てのパネルやビスなどを
ハメて元に戻していかないとイカンのが面倒(笑)
まぁ、ハメるのは外すのに比べればマンガですわ。
今回のエンジンスターター取り付けで一番時間が掛かったのがズバリ
パネルを外す
って作業。
どこに固定用のツメがあるのか全くワカランのでそれを調べたり推測
したりしながら悩み悩み作業するのが大変。
パネルやカバーを簡単に外せる知識があるのなら ものの30分もあれ
ば取付は出来るであろうが、それが出来ないと2時間くらいかかる。
更に取り付けるコネクタや結線すべきコードを特定するのも調査と
時に度胸が必要(笑)
ま、自分の車を内装とはいえバラすのは楽しいちゃ楽しいっすわ。
これで車がカマクラ状態になるまで雪が積もろうが大雨が降ろうが、
事前にエンジンスタートで暖機運転が出来るのは楽だ。フタコブラクダ。