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厳冬期の豊富町の歩き方 [豊富温泉湯治 2012 冬(1回目)]

 今回は湯治中の移動について書いておきます。

 「ふれあいセンター」から各宿への帰り道で湯冷めを防ぐ為にフードの付いたブルゾンなりコートは必須です。
 手袋、ネックガードも必要。
 この地域はマイナス20度を越える事もままあるので厚着をし過ぎるという事は無いです。
 十分な防寒対策をしておく事。
 外に出ると一面雪景色で地味なアースカラーの衣服を着ていると道路では運転者から歩行者を確認する事が難
 しいのです。
 景色は白一色で吹雪くと更に歩行者の確認が困難になる為に衣服はなるべく派手な色のものにするように。
 また、雪が降っていても気温が氷点下より低いのでフードを被っていれば傘をささなくてもOKです。
 むしろ、傘をさすと歩行時に風が吹いて安定性が失われるので傘はささない方が良いと思います。

b.JPG 長靴も持って来るべし。

 転倒して湯治どころではなくなる事を考えれば手間だけど着脱式の
 スパイク持参するのがベスト。

 長靴には防寒の為に靴の中敷きを入れておくと足が冷えないので
 推奨します。



 歩行について

 人は右・車は左というように右側の歩道を歩きましょう。
 左側を歩くと後方より車が高速で接近するのでかなり怖いです。
 転倒した時の事を考えてポケットから手は出して歩きましょう。
a.JPG Aのように光って黒く反射している場所(凍っている)やBのように踏み固め
 られて固くなっているアイスバーンの場所は通らない。
 歩くのに一番良いのはうっすらと雪の積もっているCのような所が滑りに
 くいです。

 札幌在住の人に聞くと大股で歩いた方が転けにくいそうです。
 又、着地の際は膝を心持ち曲げてカカトから着地せずに足の裏全体を
 接地させるように歩くと安定します。




c.JPG 北海道の冬季の道路は除雪されていても車道のみが確保されて歩道
 は無い道が多いもよう。

 この地域は基本的に人の移動は車を使うのが原則であり人が歩く事は
 ほぼ考慮されていない為、隣町まで歩くような場合は車に気をつける事。

 早くから車にアピール出来るような状況(派手な服を着るなど)をつくるの
 が身を守る手段になります。



 雪道での運転

00.JPG 「ふれあいセンター」で観光用にレンタカーを借りる事が出来ます。
 会員にならなくても免許証の提示と書類に必要事項を記入すれば8時
 間3500円(指定ガソリンスタンドで満タン給油して返却)と割合安価に
 てレンタル出来ます。(レンタル時間は各種あり)

 このレンタカーにはカーナビゲーションが取り付けられており主要観光
 場所などは地点登録されているので便利。

 2012年2月末現在のレンタル可能車種はファンカーゴ(2台)です。


 スタッドレスタイヤは意外と滑らないが過信は禁物。
 早めのブレーキ、カーブでは早めに蛇角をつけて進入すると滑りにくい。
 とにかく「急」と名のつく行動は避ける。
 又、車間距離は十分過ぎる程にとる事。

 街中の交差点の通過は特に注意が必要。
 交差では除雪した雪が視点より高く積んである事が多く交差点を通過する場合、これが邪魔して左右の道が見
 えない。
 よって、確実に一時停止して安全確認をする事。
 信号のない交差点が意外と多いので気をつけるべし。
 横断歩道は積雪の為に信号だけ見えてゼブラゾーンや停止線がまるで見えない状況にある事が多い。
 信号がある所は道の左側に「停止線」という道路標識が必ずあるのでそれを目安にして停止する事。

 雪のない地域では考えられない程に吹雪く事があって「シェルター」というトンネル状の待避施設があったり、道路
 脇に一時的に逃げ込むゾーンが確保されている。
 視界が確保出来ない状態になって「これは危ない!」と感じたら迷わずそういう場所に車を停めて運転を休止して
 天候の回復を待つようにするべし。

 雪道に自信の無い人が運転する場合はスピードが遅くなってしまう。
 そういう車は雪道に慣れている地元民が煽ってくる場合が多いのでハザードランプを点けて道路脇に寄って追い
 越しさせる事。

 片輪でも凍っていない所をタイヤが踏むように運転すればスリップしにくいらしいので状況を見て走行ラインを選
 ぶ事。
 この場合、あまりにもセンターライン付近の走行ラインを選択すると対向車と事故になるので注意。

 前輪のタイヤハウスに氷が蓄積して厚い層になってしまうとハンドルを切ってもそれにタイヤが引っかかって躁蛇
 できなくなりハンドルが切れなくなって事故につながる。
 レンタルする時に4輪全てのタイヤハウスをチェックして氷がタイヤハウスに多く付着している時はハンマーなどで
 叩き落としておく事。

 以上です。
 本州の常識が通用しない事が多いので豊富に行かれる方は この記事である程度は脳内で適応しておくとあちら
 に着いても移動の際の安全が確保出来ると思います。



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