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「とんど」を巡る 2010 まとめ [はっけん!!]

 まだ本格的なシーズンではないと思われる「とんど」を見てまわりましたが、
 とんど見物は土地柄と制作者で形が全然違っていて非常に面白い鑑賞対
 象物だと思うようになりました。
 これらは一種の芸術作品といえるのではないでしょうか?

 数々のとんど見ている道中 神社で休憩している時に ある事にふと気づき
 ました。

 下の光景を見た瞬間です。


      木.JPG
       いつぞやに行った神社の鳥居からの眺めで・・・

      木2.JPG
      この神木が「とんど」のシルエットに似ている気がする

      たぶん.JPG
         特にこの「とんど」が上の神木に似ている

 「とんど」と「神木」には何か関連があるのかもしれないと思った。

 黒瀬・郷原地区の「とんど」を見て分かった事 【まとめ】

 ・田んぼに建てる
 ・基本は大小2基だが、1基のものもある
 ・規模(やる気・財力etc)に応じて1~3階建て
 ・基部は四角すいで「正面」がある
 ・正面には正月に飾った注連縄(しめなわ)を取り付ける
 ・個体によっては正面に「鳥居」状のものを飾る
 ・材料は主に竹・ワラで構成されており補強に木材を使う(可燃物)
 ・先端は竹であり「葉」はそのままで取らない(一部 高いものは風の抵抗を考慮
  してむしって形を整える地域もある)
 ・大・中規模のものは転倒防止にロープなどで支柱と地面を張って強化する
 ・本体及びロープ部分にナイロンテープを取り付けて飾る事が多い

 お父っつあんに「とんど」について聞いてみると、自分の建てる「とんど」は近所
 の「とんど」に負けたくない意識があって隣の出来具合を見て自分のとんどの高
 さを増したり飾りを増やしたりするらしい。
 これらの競争は昔からあるようで、とある団地のクリスマス電飾競争か!と思っ
 た。
 人間が見栄っぱりなのは今も昔も同じらしい。
 「とんど」というものは基本的には無病息災を祈るものだと思うが、実は建てる時
 と焼く時にご近所さんと共同作業や飲み食いする事でコミュニケーションを図る
 という大事な行事なんだろうなと推測される。

 とんどは今後もまだまだ建つらしいので 積極的に鑑賞に行ってみよう。
 「とんどマニア専門」のホームページを作ろうかと思ったけど、需要がなさそうな
 ので止めた。


 短時間でとんどを見すぎてしまったので・・・



      とんど?.JPG
          ”っ!とんど!(高いものに反応 でも鉄塔



 とんどか?.JPG
               おぉぅ!とんど(似たものに反応 でもゴミ

 この「脳内とんどセンサー」の精度・・・
                           なんやねん・・・誤差多すぎ。


コメント(2) 
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コメント 2

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ノノ

おつかれさまでしたー。

とんどについての、モクゾーさんの見方っておもしろいな(感心
燃えあがるときの派手さと、おもちやスルメを焼くときの楽しさぐらいしか
記憶になかったんですけど。
これからはちゅういして見てみよっと。

うちの実家は山あいにあって集落が点在しているので、
合同でひとつのとんどを作っています。
なのでほかの地区とくらべるという発想がないのかも。
火をつけたあとの倒しやすさで竹を組んでいたような気がします。
by ノノ (2010-01-30 09:34) 

モクゾー

::ノノさん::

「見る」だけじゃなくて「観る」と「視る」気になれば とんども面白いものです。
とんどは子供視点と大人視点では感じ方が違うんでしょうね。
まぁ、大人になれば「酒を飲む」というオプションがあるので 別の楽しみ方も
出来そうです。(^_^;)

>火をつけたあとの倒しやすさ
!!! そういう視点もあるんですか!盲点でした。
地域的に細かな存在意味や形が違うので一概ではくくれない行事なんでし
ょうね。
是非、実家のとんども観察してみてください。
新たな発見があると思いますよっ!
by モクゾー (2010-01-31 10:08) 

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