ショルダーホルスターを作る [革細工]
前々から作ってみたかったものにショルダーホルスターがある。
こういうものは刑事モノの映画やゲームのキャラクターなどで
しか見た事がなく、実物を目にした記憶は全く無い。
なので作るにしても構造がどうなっておるのか大体の見当しか
つかない。
困ったのはこういうのは衣服のよう
に自分の身体のサイズに合わさない
とイカンという事。
しかもアシスタントなど居ないので
要となる肝心な背面部分を自分で見
る事が出来ないので製作が困難だ。
今回は珍しく型紙を作る。
問題はショルダーベルトの長さ
とベースに付けるベルトの矢印
の角度。
赤い矢印はイチかバチかで固定
にして、青い矢印は角度合わせ
の為に可動式にする。
ベースは厚めの革にして上から
薄めの革でベルトを挟むサンド
イッチ構造にする。
こんなんでええのか?
ベースの革の厚み。
結構な厚さ。
これくらい無いとたわんでしまって
使いモンにならんと思われる。
ベースの革は人工皮革の方が良いの
かもしれない。
仮止めしながら自分の肩幅と
胸板のサイズに合わせる。
ベルトのサイズは固定式なので
体型が変わるとキツくなったり
緩くなったりするのー。
今回は習作なのでショルダーベルト
に使うのはダイソーだ!(笑)
本皮ベルト使用なら最低でも二本で
2000円以上するが百均なら二本
でたった216円!(笑)
上から挟む薄い革はこのままで縫っ
たら段差が大きくベルトの端部分が
浮き出して目立ってしまい不格好に
なるので隙間を厚い革を切り出して
接着して埋める。
使い勝手の良い位置にDリングを
縫い付けて完成。
片側4個、両方で8個のDリング
を付けてみた。
吊り下げるのは拳銃では無い(あ
たりまえ)。
以前に作ったクソ重い財布とウォ
レットホルスターを吊るす。
試しに反対側にはカウンターウ
ェイト的にデカいモバイルバッ
テリーを吊ってみた。
どっちか片方だけでも使用には
問題は無いが、重いものほど
吊ると若干ずれる。
普通は左側に拳銃だけ吊るして
いるのがショルダーホルスター
の使い方か?
約一ヶ月間使ってみたが、意外に使い勝手が良い。
ミラーレス一眼を吊るしたりも出来るので出かける時は手ぶら
で楽だ。
特に春夏の上着を着ない時期には携行品を吊っておけばカバン
要らず。
ショルダーホルスターってのはズレて脱げ落ちるかと思いきや
全く脱げる事も無い。
百均のベルトを使うなら費用が約600円程度で作れるのもポ
イント。
百均のベルトは買うタイミングで色んなタイプがあって品質の
良いのも悪いのもあるので選択時に吟味した方が良い。
ショルダーホルスターは買えばいくらくらいするのか全く分か
らないし、サイズが合わないと最悪だろうと思う。
そのうち使っていると不満点が出てくるだろうから 次回は身体
に馴染む本皮のものを作り直すはずだが 暫くはこれを使ってみ
よう。
このショルダーホルスターを付けて町に出るとたまに二度見さ
れる事がある。
ワシゃ刑事じゃないっつーの(笑)