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当たり前 [こ・ら・む]

 あの事件の差し戻し控訴審の判決公判が 本日あった。

 Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080422-00000006-maiall-soci

 判決は「死刑」

 当たり前。当然。 そんな言葉しか脳内に浮かばない。
 以前も この事件は当ブログで記事にしたが やっと遺族の望む 判決が言い渡された。

 この事件はあまりにもヒドイ。酷過ぎる。 もう、未成年云々とか除外しても人間の所業では無い。
 捕まった後も 遺族の感情を逆撫でする事ばかりだった。
 Mさん 対 死刑反対派弁護団 奇妙な図式。
 Mさんは頑張った。死者の名誉の為に。 その姿は立派である。尊敬に値する。
 対極はあの弁護団。 死刑廃止?加害者の人権を尊重? どこを押せばそんな言葉が出てくるのか?
 仮に弁護団の肉親が殺害されても犯人に「キミは更生すべきだから許してあげるよ」って言う?言うのか?
 人を一人殺めると死刑。 それ位しないと 最低な事件は今後とも後を絶たない。
 私は死刑肯定派である。 というか 犯罪被害者の人権尊重派である。
 将来を絶たれ、恨みと絶望の中に消えていく命。 そんな犯罪を犯す人間を許すわけにはいかない。
 
 元少年は差し戻し審の公判で、弥生さん殺害について「甘えたい気持ちで抱きつき、反撃され押さえつけた
 ら動かなくなった」とし、夕夏ちゃんについて「泣きやまないので抱いてあやしていたら落とした。首を絞めた
 認識はない」と述べた。 (Yahoo!ニュースより引用)
 私は遺族なら「バカにすんな! そんなアホみたいな理由がウソなんて誰だってわかる事だ。」と言うだろう。

 元少年が強姦行為について「弥生さんを生き返らせるため」としたことについて、「(荒唐無稽こうとうむけ
 い)な発想であり、死体を前にしてこのようなことを思いつくとは疑わしい」と退けた。 (Yahoo!ニュースよ
 り引用)
 この文で述べられているのは 山田風太郎氏の小説「魔界転生」の事である。小説内で剣豪が女性を自分
 の精子により受精させると生まれ変わる事が出来るといった内容だった。
 苦し紛れにしても どうやったらこんな言い訳が出来るのか・・・。全くもって言語道断な話。
 私は山田風太郎氏のファンなので 私情ではあるが更に憤りを感じてしまう。
 本当にあの加害者が「魔界転生」などを読んだ事などあるのだろうか?

 前にも書いたが、加害者がどんな重い刑を与えられようと被害者は決して生き返りはしない。
 あの世なども本当は無いのだから 故人は喜ぶ事など出来ない。ただ、この世から消えてしまった存在。
 しかし、被害者にしてやる事は犯罪に見合った罰を与える事しかありはしない。
 罰を与える事で 遺族の渇きが癒える事は無いにしても そうするべきなのだ。
 この求刑通りの刑が執行されたとしても 被害者遺族は将来にわたって癒えない傷をと想いを一生携えて
 いかなければならない。 これがどれほどに辛い事だろうか・・・。
 私にはただ、時間が遺族の方々のこの傷を浅く浅くしてくれる事を祈る事しか出来ない。
 出来る事ならMさんには幸せになって頂きたい。
コメント(2) 
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コメント 2

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じーにー

同感です。
加害者にばかり保護の手を差し出すシステムなんですね、日本の裁判制度。
被害者、遺族の事なんかまるで眼中にない・・・。
【死刑反対派弁護団】 何なんだろうこの人たちは・・・。
何か思い違いをしているようにしか思えない。
【死刑制度反対】なら、加害者が死刑となるような犯罪を犯さなくても済むような
社会を見なおし作って行こうとは思わないんだろうか。

(今回の事ではなく)加害者にも同情すべき事件は多々ある。
罪を犯してしまった者に 罪を罪と自覚させ償いをする、
「でも本当はこんな思いをしていたんだよ」っていう部分を拾上げて、弁護する・・・。
って、いう仕事じゃないの?弁護士って。

何が何でも刑を軽くしてやる!じゃないよね。

わたしも Mさんには本当の意味で幸せになってもらいたいと思います。
一日も早く決着が付きますように・・・。長すぎます・・・。

by じーにー (2008-04-24 00:31) 

のいど

::じーにーさん::

21人の弁護団。異様という他に言葉が見つかりません。
しかも、あの弁解の内容なんて 信じろと言う方が間違ってます。
憤りを感じずにはいられません。

過失によって 人を死に至らしめた加害者には 私は同情すべき点はあると思います。
そういう加害者は誰に言われるでもなく 自責によって心を苛まれているだろうから
です。
しかし、「自分の都合」(多くは快楽を得る為 又は金銭目的)で人を殺した人間に
は何の同情すべき点もありません。
そんな人を殺してまで よい目にあおうと考える自分勝手な人間が逮捕以後に更生
するはずなんてありゃしません。
死んでしまった被害者は加害者の命を欲しているかは分かりませんが 残された
被害者の遺族は「死」をもって償って欲しいのは当然の事だと思います。

未成年犯罪の多くは「親」の責任だと思います。 
精神的に未成熟な子供に 間違った躾をしたり 子供に関心が無かったりする事
で常識の無い人間や自己中心的な人間になってしまうからです。

出来る事なら犯罪の無い世の中になって欲しいのですが それは無理。
ならば、おきにくい世の中にするのが 大人の役目でしょうね。
by のいど (2008-04-24 22:14) 

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